定期的に伺っているR・Tちゃん宅。
長らくお世話になっているK先生の門下生です。
お伺いするようになったのは、K先生のご紹介です。
「生徒のお家のピアノの調子が悪いらしいんだけど、見てあげてくれる?」
「ヘイ、合点承知の助でやす!」
ってな訳で伺う事になりました。
調子が悪いというのは、鍵盤の戻りが悪く次の打鍵が出来ない状態。
まあ、調律も酷かったのですが、鍵盤が戻らなければ、弾きにくいではなく弾けないと
言うことですので、そりゃぁ文句も出ますよね。
実際に見てみると、どうと言う事はなく普通に直せる状態です。
ちょちょいのチョイで直すと、ビックリされて「え!それで直ったんですか?」
聞かれました・・ハイ・・。
逆にこちらがビックリです。
「は?普通はこんなもんですが・・」と言うと、今まで来てもらってた調律師に、何度も
直してくれる様に頼んでたそうです。
「でも毎回直らなくて・・」
それで困って先生に相談したんだそう。
それまで頼んでらしたのは、地元の某楽器店の調律師。
若めの女性だそうです。
最後は上司だか先輩だかの男性調律師も一緒に来て、二人で直そうとしたのにダメだった
そうです。
何故直せない? その方が不思議・・
で・・・最後にその調律師の彼女が言い放ったそうです。
「ピアノと心が通じて無いから動かないんだと思います!」
どしぇぇぇぇぇぇぇ!!!!
調律師がそれを言うかぁぁぁぁ?????
その言葉、そのまま彼女に返したい。
「お前の心が通じて無いから直らないんだよ!」
より美しい響きを目指して~調律徒然~
ピアノ調律師・河野充のブログです。
2017年7月19日水曜日
2014年8月30日土曜日
突っ込みどころ満載!「蝶々夫人」
プッチーニ作曲のオペラ「蝶々夫人」
イタリアオペラだけではなく、あらゆるオペラの中で最も有名な演目の一つですね。
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ウィーンフルハーモニー管弦楽団、ウィーン国立歌劇場合唱団
蝶々さんはミレッラ・フレーニ、ピンカートンはプラシド・ドミンゴ
超豪華メンバーによるマダムバタフライです。
カラヤンの指揮に関しては、賛否両論多々あると思いますが、個人的には事、オペラの演奏は文句なしだと思っています。
何と言ってもカラヤンが振る時はソリストがスゴイ!
カラヤンの人脈からでしょうが、一流どころが目白押しです。
オーケストラも殆んどの場合ベルリンフィルかウィーンフィル。ウィーンフィルは元々シュターツオーパ(国立歌劇場)のオケですから上手いのは当然。ベルリンフィルは本来コンサートオーケストラですが、本当に上手いオケは何をやっても上手いって事で、オペラも呆れるほど上手い。
このバタフライも演奏はめちゃ良いです。ドミンゴのピンカートンがいやらしいプレイボーイを憎々しく演じてます。
演奏に関しては突っ込みどころは無いんですが、問題は見た目!
結局は演出の問題なんですが(演出家の名前は伏せますが・・)、これ1974年の演奏なんです。
今から40年前。
現在と違って、当時はまだまだ日本文化はヨーロッパで一般には知られていなかった時代。
作曲は1900年頃、19世紀後半の長崎を舞台にした、日本人が主役の唯一の作品。
台本、曲共に当時のヨーロッパにおける日本理解度からすると、かなりリアルな作品となっています。但しそれはあくまで作品の完成度であって、演出家が日本を知らなければ、日本人からすればオイオイの突っ込みどころ満載となってしまいます。
最近になってやっと無くなって来たようですが、以前はどう見ても中国だろって舞台がまかり通っていました。このカラヤンのDVD、セットはそこまで酷くはありませんが、人物がヒドイ!それこそ見た瞬間、爆笑もんです!!
着物は白無垢です。何も柄がありません。いや~、それじゃ死に装束だろって感じです。
それに衿がやたら開いています。完全にドレスの着方!帯の位置も随分と高いし、誰か着付けを教えてやってくれ~!
でも、こんなのは序の口!
何と言っても一番の突っ込みどころはメイクです。
ただでさえ思いっきり外人顔が、日本髪のカツラに可笑しな着付けの死に装束です。そこにダメ押しのメイク!ほとんどホラーです。
顔の部分だけで、アゴのラインから後ろ、首はノーメイク。顔だけ真っ白!!!!頬紅も無し。
真っ白いお面を被ってるようなもんです。
しかも日本人役は男も女も、全員が真っ白。
蝶々さんの嫁入りの場面では、親戚全員が顔だけ真っ白!
これは怖い!!
絶対に芸者さんか舞妓さんと間違えてます。演出家は当時の日本人は男も含め、みんな真っ白だと思っていたのでしょうか??
いや~、日本国民全員が顔だけ真っ白だったら、完全にホラーですよね。そんな国に住みたくないです・・・
他にもピンカートンと蝶々さんの初夜が庭の草むらの上だったり・・・
これでもかよって程、笑かしてくれます!
演奏は本当に素晴らしいんですが・・・集中出来ません(笑)
機会があれば必見ですよ。
イタリアオペラだけではなく、あらゆるオペラの中で最も有名な演目の一つですね。
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ウィーンフルハーモニー管弦楽団、ウィーン国立歌劇場合唱団
蝶々さんはミレッラ・フレーニ、ピンカートンはプラシド・ドミンゴ
超豪華メンバーによるマダムバタフライです。
カラヤンの指揮に関しては、賛否両論多々あると思いますが、個人的には事、オペラの演奏は文句なしだと思っています。
何と言ってもカラヤンが振る時はソリストがスゴイ!
カラヤンの人脈からでしょうが、一流どころが目白押しです。
オーケストラも殆んどの場合ベルリンフィルかウィーンフィル。ウィーンフィルは元々シュターツオーパ(国立歌劇場)のオケですから上手いのは当然。ベルリンフィルは本来コンサートオーケストラですが、本当に上手いオケは何をやっても上手いって事で、オペラも呆れるほど上手い。
このバタフライも演奏はめちゃ良いです。ドミンゴのピンカートンがいやらしいプレイボーイを憎々しく演じてます。
演奏に関しては突っ込みどころは無いんですが、問題は見た目!
結局は演出の問題なんですが(演出家の名前は伏せますが・・)、これ1974年の演奏なんです。
今から40年前。
現在と違って、当時はまだまだ日本文化はヨーロッパで一般には知られていなかった時代。
作曲は1900年頃、19世紀後半の長崎を舞台にした、日本人が主役の唯一の作品。
台本、曲共に当時のヨーロッパにおける日本理解度からすると、かなりリアルな作品となっています。但しそれはあくまで作品の完成度であって、演出家が日本を知らなければ、日本人からすればオイオイの突っ込みどころ満載となってしまいます。
最近になってやっと無くなって来たようですが、以前はどう見ても中国だろって舞台がまかり通っていました。このカラヤンのDVD、セットはそこまで酷くはありませんが、人物がヒドイ!それこそ見た瞬間、爆笑もんです!!
着物は白無垢です。何も柄がありません。いや~、それじゃ死に装束だろって感じです。
それに衿がやたら開いています。完全にドレスの着方!帯の位置も随分と高いし、誰か着付けを教えてやってくれ~!
でも、こんなのは序の口!
何と言っても一番の突っ込みどころはメイクです。
ただでさえ思いっきり外人顔が、日本髪のカツラに可笑しな着付けの死に装束です。そこにダメ押しのメイク!ほとんどホラーです。
顔の部分だけで、アゴのラインから後ろ、首はノーメイク。顔だけ真っ白!!!!頬紅も無し。
真っ白いお面を被ってるようなもんです。
しかも日本人役は男も女も、全員が真っ白。
蝶々さんの嫁入りの場面では、親戚全員が顔だけ真っ白!
これは怖い!!
絶対に芸者さんか舞妓さんと間違えてます。演出家は当時の日本人は男も含め、みんな真っ白だと思っていたのでしょうか??
いや~、日本国民全員が顔だけ真っ白だったら、完全にホラーですよね。そんな国に住みたくないです・・・
他にもピンカートンと蝶々さんの初夜が庭の草むらの上だったり・・・
これでもかよって程、笑かしてくれます!
演奏は本当に素晴らしいんですが・・・集中出来ません(笑)
機会があれば必見ですよ。
2014年8月27日水曜日
都市伝説?ホロヴィッツのピアノ
ウラディミール・ホロヴィッツ。
言わずと知れた歴史に残る大ピアニストです。
二十歳の時には、すでに200曲のレパートリーがあったとか。
気難しくてワガママで、変人に近いような・・・
それも全て許されてしまうような、本物の天才です。
そんなホロヴィッツですから、エピソードには事欠きません。
ピアノに関しても、好みがはっきりしていました。気に入ったピアノしか弾かないのは有名な話。
特に知られているのが、ニューヨークスタインウェイCD75。
ホロヴィッツが最も気に入っていた楽器です。
以前、ホロヴィッツのピアノとして日本中を回って展示されたことがありました。試弾可能だったので、実際に触った事のある方もあるでしょう。
これはCD75ではなくCD503.確かにホロヴィッツが弾いていましたが、CD75はどは気に入っていなかったようです。
余談ですがCD75のCDの意味は、ニューヨークスタインウェイの貸し出しピアノで、Cはコンサート、DはD型、フルコンサートと言う事です。数字はランダムに付けられているので、年数や順番には関係ありません。CB75であれば貸し出し用のB型75番です。
CD75、製造番号156975、1912年製です。
う~ん、良い時代ですねー!
この楽器、とにかく鳴ります!信じられない程鳴ります。
あんなピアノは聴いた事がありません。現在の鳴らないピアノ、たとえスタインウェイでもです。それしか聴いた事のない人には、衝撃でしょう。ピアノと言う楽器の認識が変わってしまうかもしれない程です。
ホロヴィッツ二回目の来日、1986年の事です。
1983年の初来日時、ボロボロの演奏で某有名評論家に「ヒビの入った骨董品」と酷評された後、復活して素晴らしい演奏をした時です。初来日時の話は色々ありますが、今回は省きます。あしからず。
で、この時に宿泊していたキャピタル東急にそのピアノはありました。
何故他人のピアノを弾く事のないホロヴィッツが、そのピアノを弾いたのかはこれまた省きますが、ホロヴィッツはこのピアノを大層気に入って、2時間も弾いていたそうです。
1887年製のニューヨークスタインウェイ、ローズウッド塗装です。
この頃は今のスタインウェイと若干構造が違います。弦の張り方、フレームの形など。
このピアノを間近で見る機会がありました。持ち主のTさんとお話しさせて頂き、色々と参考になりました。Tさんは同じ調律師の先輩です。
このスタインウェイは、あのカーネギーホールに実際に置いてあったピアノです。ラフマニノフやパデレフスキー等、往年の大ピアニスト達が弾いてきた楽器です。
アメリカでオーバーホールして最終調整はフランツ・モアさんが担当しました。フランツ・モアさんはニューヨークスタインウェイのトップ調律師だった人です。ルービンシュタインなども担当していましたが、ホロヴィッツの専属調律師として有名です。ホロヴィッツに「フランツ無しではコンサートはやらない」とまで言わしめた調律師です。
Tさんはフランツさんとお友達だそうで、この1887年のスタインウェイに「ホロヴィッツと同じタッチを作ってくれ」とお願いしたそうです。
音程や音色と同じように、タッチも時間の経過や使用で変化はしますが、Tさんはフランツさんの作ったタッチを忠実になぞっているそうです。つまりこの楽器のタッチはホロヴィッツが弾いていたピアノと同じ状態を保っていると言う事になります。
ホロヴィッツのタッチの調整にも色々と言われている事があります。
ハンマーストローク(ハンマー、弦を叩く丸いフェルトです。それが鍵盤を押す前の静止状態から弦を叩くまで動く距離の事)が通常の半分しかないとか。
実際はごく普通の寸法でした。
専門的には若干特徴的な調整はあるにせよ、特別な事はありません。
但し、本当に上手いピアニストでないと弾けないかもしれません。今の単純に弾きやすいタッチとは全く違います。物理的に弾きにくいのは論外ですが、本当に弾きやすいタッチを理解していないピアニストには、相当弾きづらいタッチです。
意味が分かりづらいかもしれませんが、ここでそれを説明するのは難しいので、またまたあしからずです。
ホロヴィッツのタッチ。都市伝説になっているんですね~。
言わずと知れた歴史に残る大ピアニストです。
二十歳の時には、すでに200曲のレパートリーがあったとか。
気難しくてワガママで、変人に近いような・・・
それも全て許されてしまうような、本物の天才です。
そんなホロヴィッツですから、エピソードには事欠きません。
ピアノに関しても、好みがはっきりしていました。気に入ったピアノしか弾かないのは有名な話。
特に知られているのが、ニューヨークスタインウェイCD75。
ホロヴィッツが最も気に入っていた楽器です。
以前、ホロヴィッツのピアノとして日本中を回って展示されたことがありました。試弾可能だったので、実際に触った事のある方もあるでしょう。
これはCD75ではなくCD503.確かにホロヴィッツが弾いていましたが、CD75はどは気に入っていなかったようです。
余談ですがCD75のCDの意味は、ニューヨークスタインウェイの貸し出しピアノで、Cはコンサート、DはD型、フルコンサートと言う事です。数字はランダムに付けられているので、年数や順番には関係ありません。CB75であれば貸し出し用のB型75番です。
CD75、製造番号156975、1912年製です。
う~ん、良い時代ですねー!
この楽器、とにかく鳴ります!信じられない程鳴ります。
あんなピアノは聴いた事がありません。現在の鳴らないピアノ、たとえスタインウェイでもです。それしか聴いた事のない人には、衝撃でしょう。ピアノと言う楽器の認識が変わってしまうかもしれない程です。
ホロヴィッツ二回目の来日、1986年の事です。
1983年の初来日時、ボロボロの演奏で某有名評論家に「ヒビの入った骨董品」と酷評された後、復活して素晴らしい演奏をした時です。初来日時の話は色々ありますが、今回は省きます。あしからず。
で、この時に宿泊していたキャピタル東急にそのピアノはありました。
何故他人のピアノを弾く事のないホロヴィッツが、そのピアノを弾いたのかはこれまた省きますが、ホロヴィッツはこのピアノを大層気に入って、2時間も弾いていたそうです。
1887年製のニューヨークスタインウェイ、ローズウッド塗装です。
この頃は今のスタインウェイと若干構造が違います。弦の張り方、フレームの形など。
このピアノを間近で見る機会がありました。持ち主のTさんとお話しさせて頂き、色々と参考になりました。Tさんは同じ調律師の先輩です。
このスタインウェイは、あのカーネギーホールに実際に置いてあったピアノです。ラフマニノフやパデレフスキー等、往年の大ピアニスト達が弾いてきた楽器です。
アメリカでオーバーホールして最終調整はフランツ・モアさんが担当しました。フランツ・モアさんはニューヨークスタインウェイのトップ調律師だった人です。ルービンシュタインなども担当していましたが、ホロヴィッツの専属調律師として有名です。ホロヴィッツに「フランツ無しではコンサートはやらない」とまで言わしめた調律師です。
Tさんはフランツさんとお友達だそうで、この1887年のスタインウェイに「ホロヴィッツと同じタッチを作ってくれ」とお願いしたそうです。
音程や音色と同じように、タッチも時間の経過や使用で変化はしますが、Tさんはフランツさんの作ったタッチを忠実になぞっているそうです。つまりこの楽器のタッチはホロヴィッツが弾いていたピアノと同じ状態を保っていると言う事になります。
ホロヴィッツのタッチの調整にも色々と言われている事があります。
ハンマーストローク(ハンマー、弦を叩く丸いフェルトです。それが鍵盤を押す前の静止状態から弦を叩くまで動く距離の事)が通常の半分しかないとか。
実際はごく普通の寸法でした。
専門的には若干特徴的な調整はあるにせよ、特別な事はありません。
但し、本当に上手いピアニストでないと弾けないかもしれません。今の単純に弾きやすいタッチとは全く違います。物理的に弾きにくいのは論外ですが、本当に弾きやすいタッチを理解していないピアニストには、相当弾きづらいタッチです。
意味が分かりづらいかもしれませんが、ここでそれを説明するのは難しいので、またまたあしからずです。
ホロヴィッツのタッチ。都市伝説になっているんですね~。
2014年8月26日火曜日
ニューヨーク行きまらず!
お久しぶりです!
とりあえず、元気に生きています。
いきなり偉そうですが、私にはただ一人の弟子がいます。
こ奴がこれまた偉そうに、ニューヨークに留学しておりました。
その小僧が先日、完全帰国しまして。
ヤツが帰国する前に、視察と称してちょっくらNYへ行って来ようと思っていたのですが、訳あってお流れになってしまいました。
実はオイラ、アメリカ大陸に上陸した経験がありません。
若かりし頃、まぁ今でも若いんですが、グァムには行った事があります。
ヨーロッパには何度も行っているのですが、アメリカには縁が無かったのですね。
でも考えてみたら、NYにはメトロポリタンがあるじゃないですか!!
カーネギーホールで演奏会。
オペラハウス。
それに、何と言ってもSTEINWAY&SONSの本社があるんですよ!
これは逆に行かない理由が見つからない。
ライヴハウスでバーボン片手に本場のジャズも良いですよね。
Tボーンステーキも食べたいし・・・
そして、あわよくばNY-STEINWAYを仕入れて来ようかと!
小僧からは勿論、他にも留学していた知り合いから情報を仕入れて、すっかりその気になっていました。
オイラのクレジットカードはANAのカードです。
フライトだけではなく、普段の買い物なんかの支払いもほとんどカードを使っています。
その甲斐あってマイレージが結構溜まっています。
春は仕事が詰まっていて無理だったので、6月に予定していました。NYまでの料金を調べたら、
エコノミー=13万円
ビジネス=43万から
そしてファーストは何と210万から!!!
なんでファーストになるといきなり桁が違うんじゃ!!
こんな金額じゃ、自腹で乗る事は絶対にない。だったらここはファーストクラスで行こうじゃありませんか。まぁ、当然そうなりますよね?
マイレージは世界1周出来る位は楽勝で溜まっているので、充分ファーストに乗れます。
水道光熱費までカード払いにして、せっせと溜めたお陰です。
ところが・・・
4月だってのに、6月の予約はすべて一杯!
ファーストどころかビジネスやエコノミーまで一杯。
直接ANAに電話してお願いしてみました。
直行便はやはり一杯です。
マイレージクラブのお姉さんが、親切に調べてくれました。
行きはANAでシカゴまで飛んで、ユナイテッドでJFKではなく、NY郊外のニューアーク行き。
帰りは同じくニューアークからユナイテッドでバンクーバー。そこからエアーカナダで成田。しかもトランジットが3時間弱。ユナイテッドはしょっちゅう送れるって聞くし、エアーカナダは評判が芳しくない。しかも距離がかさむので、ビジネスでも直行のファーストと同じマイレージが必要って・・
マイレージで取れる席数がそんなに多くないって事なんでしょうね。
自腹で行こうかとも考えましたが、まさか二泊三日と言う訳にもいかず、最低でも一週間は欲しい。
そうすると、その間は当然仕事が出来ないのですから、イコール収入はゼロ。そこまでしてもって事で、今回は残念ですが諦めることに・・・
代わりと言っちゃ何ですが、来週北海道に行って来ます。これはしっかりマイレージで取れました。
たった二泊ですが、美味しい物食べて楽しんで来まーす!
とりあえず、元気に生きています。
いきなり偉そうですが、私にはただ一人の弟子がいます。
こ奴がこれまた偉そうに、ニューヨークに留学しておりました。
その小僧が先日、完全帰国しまして。
ヤツが帰国する前に、視察と称してちょっくらNYへ行って来ようと思っていたのですが、訳あってお流れになってしまいました。
実はオイラ、アメリカ大陸に上陸した経験がありません。
若かりし頃、まぁ今でも若いんですが、グァムには行った事があります。
ヨーロッパには何度も行っているのですが、アメリカには縁が無かったのですね。
でも考えてみたら、NYにはメトロポリタンがあるじゃないですか!!
カーネギーホールで演奏会。
オペラハウス。
それに、何と言ってもSTEINWAY&SONSの本社があるんですよ!
これは逆に行かない理由が見つからない。
ライヴハウスでバーボン片手に本場のジャズも良いですよね。
Tボーンステーキも食べたいし・・・
そして、あわよくばNY-STEINWAYを仕入れて来ようかと!
小僧からは勿論、他にも留学していた知り合いから情報を仕入れて、すっかりその気になっていました。
オイラのクレジットカードはANAのカードです。
フライトだけではなく、普段の買い物なんかの支払いもほとんどカードを使っています。
その甲斐あってマイレージが結構溜まっています。
春は仕事が詰まっていて無理だったので、6月に予定していました。NYまでの料金を調べたら、
エコノミー=13万円
ビジネス=43万から
そしてファーストは何と210万から!!!
なんでファーストになるといきなり桁が違うんじゃ!!
こんな金額じゃ、自腹で乗る事は絶対にない。だったらここはファーストクラスで行こうじゃありませんか。まぁ、当然そうなりますよね?
マイレージは世界1周出来る位は楽勝で溜まっているので、充分ファーストに乗れます。
水道光熱費までカード払いにして、せっせと溜めたお陰です。
ところが・・・
4月だってのに、6月の予約はすべて一杯!
ファーストどころかビジネスやエコノミーまで一杯。
直接ANAに電話してお願いしてみました。
直行便はやはり一杯です。
マイレージクラブのお姉さんが、親切に調べてくれました。
行きはANAでシカゴまで飛んで、ユナイテッドでJFKではなく、NY郊外のニューアーク行き。
帰りは同じくニューアークからユナイテッドでバンクーバー。そこからエアーカナダで成田。しかもトランジットが3時間弱。ユナイテッドはしょっちゅう送れるって聞くし、エアーカナダは評判が芳しくない。しかも距離がかさむので、ビジネスでも直行のファーストと同じマイレージが必要って・・
マイレージで取れる席数がそんなに多くないって事なんでしょうね。
自腹で行こうかとも考えましたが、まさか二泊三日と言う訳にもいかず、最低でも一週間は欲しい。
そうすると、その間は当然仕事が出来ないのですから、イコール収入はゼロ。そこまでしてもって事で、今回は残念ですが諦めることに・・・
代わりと言っちゃ何ですが、来週北海道に行って来ます。これはしっかりマイレージで取れました。
たった二泊ですが、美味しい物食べて楽しんで来まーす!
2012年5月3日木曜日
行って来ました、検察庁!
東京地方検察庁立川支部へ行って来ました。
前回、ブログに書いた火事の件で、警察ではなく検察庁に呼ばれました。
消火した部屋の住人が、自分で火を点けたと認めたので、放火と言う事で起訴となった訳です。
両方の火事を消し止めたオイラが、最も有力な証言者と言う事になるそうです。
2時間近く、検察官に話を聞かれて、それがそのまま調書となりました。
二回目の通報者であるRちゃんの事も「失礼ながら、どういった御関係ですか?」と聞かれて、
「友人です。いや、正確に言えば飲み仲間でしょうか」と答えたら、調書にはしっかり「飲み仲間」
と書かれていました。普通は友人で良いだろと思うのですが・・・
細かい事は一々書きませんが、この時思ったのは「コワイな~」と言う事です。
検察官の仕事は、起訴された犯人の有罪を証明する事ですから、証人、つまりオイラですが、
オイラの喋った事で、時々入る世間話のような会話でも、少しでも有効な発言は絶対に聞き逃さないで、調書に加えてしまいます。
オイラの喋った内容次第で、裁判の時、裁判官や陪審員の犯人に対する心証が変わってしまう可能性があると言う事です。
最後に、犯人に対する気持ちや、希望する量刑まで聞かれました。
オイラとしては、犯人とは知り合いでもありませんし、もう同じ部屋に戻る事もないでしょうから、
これと言った気持ちは、正直ありません。
でも検察側としては、そうじゃないんです。
無罪となって、また社会に出て来れば、勿論再犯の可能性はある訳です。
で、「それは困りますねぇ」と答えれば、重い量刑を望みますとなってしまう訳です。
うっわ~~~、こぇ~~~~~!!!!!
犯人は、素直に認めているそうですが、もし裁判でいきなり無罪とかを主張し出したら、
オイラは証人として、裁判所で証言しなきゃならなくなりますもんね。
それは、絶対に避けたい。
犯人さん、お願いだから、素直に犯行を認めて下さいね!
言葉って便利な物ですが、言葉だけでは、何も伝わらない事もある不完全な物です。
でも、使いようによっては、人の一生を左右してしまう可能性もある、怖い物である事を
実感した日になりました。
前回、ブログに書いた火事の件で、警察ではなく検察庁に呼ばれました。
消火した部屋の住人が、自分で火を点けたと認めたので、放火と言う事で起訴となった訳です。
両方の火事を消し止めたオイラが、最も有力な証言者と言う事になるそうです。
2時間近く、検察官に話を聞かれて、それがそのまま調書となりました。
二回目の通報者であるRちゃんの事も「失礼ながら、どういった御関係ですか?」と聞かれて、
「友人です。いや、正確に言えば飲み仲間でしょうか」と答えたら、調書にはしっかり「飲み仲間」
と書かれていました。普通は友人で良いだろと思うのですが・・・
細かい事は一々書きませんが、この時思ったのは「コワイな~」と言う事です。
検察官の仕事は、起訴された犯人の有罪を証明する事ですから、証人、つまりオイラですが、
オイラの喋った事で、時々入る世間話のような会話でも、少しでも有効な発言は絶対に聞き逃さないで、調書に加えてしまいます。
オイラの喋った内容次第で、裁判の時、裁判官や陪審員の犯人に対する心証が変わってしまう可能性があると言う事です。
最後に、犯人に対する気持ちや、希望する量刑まで聞かれました。
オイラとしては、犯人とは知り合いでもありませんし、もう同じ部屋に戻る事もないでしょうから、
これと言った気持ちは、正直ありません。
でも検察側としては、そうじゃないんです。
無罪となって、また社会に出て来れば、勿論再犯の可能性はある訳です。
で、「それは困りますねぇ」と答えれば、重い量刑を望みますとなってしまう訳です。
うっわ~~~、こぇ~~~~~!!!!!
犯人は、素直に認めているそうですが、もし裁判でいきなり無罪とかを主張し出したら、
オイラは証人として、裁判所で証言しなきゃならなくなりますもんね。
それは、絶対に避けたい。
犯人さん、お願いだから、素直に犯行を認めて下さいね!
言葉って便利な物ですが、言葉だけでは、何も伝わらない事もある不完全な物です。
でも、使いようによっては、人の一生を左右してしまう可能性もある、怖い物である事を
実感した日になりました。
2012年4月21日土曜日
人命救助??
久々の更新です。
先日の日曜、事件がありました。
ある意味、人命救助です。
その日は、友人のRちゃんと五日市のギャラリーに出掛けました。
五日市駅近くの、オイラお気に入りのうどんやで飲んで(車だったのでオイラはノンアルコール)
ギャラリー見学。
ここは無料なんです。しかも本物が沢山!!
マイナーですが、めちゃお勧めです!
その後、腹ごなしに散歩して、馬を見て帰って来た訳です。
6時頃でしょうか?
一旦、車を置きに部屋に戻って、チャリでいつもの千成寿司へ。
Rちゃんの部屋の下にチャリを置かせてもらって、そこから千成までは徒歩2分。
Rちゃんはこの時、近所の銭湯に行っていました。(Rちゃんは銭湯好きです)
さて、いざ出陣と、さっそうとチャリを降りて歩き出した時です。
隣のアパートの2階から「お願いしま~~~す!」との叫び声が。
最初は、新手の新聞の勧誘かと思いましたが、やけに切羽詰まった感じの叫び声です。
どうしたんかいな?と2階を見上げると、玄関の扉が開いていて、部屋の中からオレンジ色の
炎が!!
うわ!火事じゃん!!!!
慌てて階段を駆け上がるオイラ。
隣に住んいる女性が「今119番しましたから」との事。
部屋の住人は50代位のおっさん。
二人ともパニクってます。
部屋は煙が充満していて霞んでいます。
とにかく何とかしなきゃイカン!
「ここを動くな!」と二人に叫んで、部屋に突入しました。
電灯が消えていましたが、炎で明るい。
1メートルくらいの高さの炎が上がっていました。
嬉しくない明るさですが・・・
台所の水道を捻ったのは良いのですが、バケツがない!
側にあったのは、食器を洗った時に使うトレイのみです。
とりあえず、トレイに水を溜めて炎にぶっかけました。7~8回掛けたでしょうか。
何とか火は消えましたが、オイラは靴下ビショビショ・・・
そうこうするうちに、消防車が到着です。
遅せ~よ!と心の中で叫びましたが、ぐっと堪えて大人の対応です。
色々話を聞かれました。
とにかく、怪我人もなくて良かったかなと。
でも、この時不思議に思ったのは、こたつの上のコンロが燃えていたんですが、
コンロの上に鍋が乗っていなかったんですよね。
紙が燃えたような感じでした。
ま、それは消防と警察が、現場検証をするので黙っていましたが。
その後、千成で一杯やっている時です。
待ち合わせしていたRちゃんがやって来ました。
銭湯から帰った時、隣で火事ですから消防車が何台も来てる訳です。
そりゃ、びっくりしますやね。
「どうしたんですか?」って聞いたら、「もう大丈夫です」って言われたそうです。
千成の扉をガラっと開けたRちゃんが、真剣な顔で「ちょっと変だから一緒に来て!」
もう鎮火したって言われた部屋の窓から、炎みたいなのが見えると言うんです。
慌てて駆けて行きました。
2階に駆け上がって、ドアを開けると、窓の下の布団が燃えています!!!
しかも、カーテンに燃え移っているし!
またもや、トレイで消火です。
2階から下にいるRちゃんに「119番して」って叫びました。
後1分遅ければ、カーテンから天井に燃え移っていたかもしれません。
住人のおっさんはどこじゃいと部屋を見回すと、ベッドで爆睡!
さすがにキレました。
トレイで思いっきりケツをぶったたいて「アンタ何をしてるんだ!!!」って叫んじゃいました。
消防車が到着して、同じ人に説明して・・・・
この住人、睡眠薬を飲んで、自ら火を点けたようです。
完全に自殺ですね。
でも火点けはイカンでしょ。
Rちゃんは恐怖で震えて泣き出すし、迷惑掛け過ぎ!
勿論、優しく抱きしめたのは言うまでもありません。
その後、千成で「今日は飲むぜ!」となったのは当然ですが・・・
翌日、鼻がムズムズするので、ティッシュを丸めて鼻をホジホジしたら、
ティッシュが真っ黒になっていました・・・
先日の日曜、事件がありました。
ある意味、人命救助です。
その日は、友人のRちゃんと五日市のギャラリーに出掛けました。
五日市駅近くの、オイラお気に入りのうどんやで飲んで(車だったのでオイラはノンアルコール)
ギャラリー見学。
ここは無料なんです。しかも本物が沢山!!
マイナーですが、めちゃお勧めです!
その後、腹ごなしに散歩して、馬を見て帰って来た訳です。
6時頃でしょうか?
一旦、車を置きに部屋に戻って、チャリでいつもの千成寿司へ。
Rちゃんの部屋の下にチャリを置かせてもらって、そこから千成までは徒歩2分。
Rちゃんはこの時、近所の銭湯に行っていました。(Rちゃんは銭湯好きです)
さて、いざ出陣と、さっそうとチャリを降りて歩き出した時です。
隣のアパートの2階から「お願いしま~~~す!」との叫び声が。
最初は、新手の新聞の勧誘かと思いましたが、やけに切羽詰まった感じの叫び声です。
どうしたんかいな?と2階を見上げると、玄関の扉が開いていて、部屋の中からオレンジ色の
炎が!!
うわ!火事じゃん!!!!
慌てて階段を駆け上がるオイラ。
隣に住んいる女性が「今119番しましたから」との事。
部屋の住人は50代位のおっさん。
二人ともパニクってます。
部屋は煙が充満していて霞んでいます。
とにかく何とかしなきゃイカン!
「ここを動くな!」と二人に叫んで、部屋に突入しました。
電灯が消えていましたが、炎で明るい。
1メートルくらいの高さの炎が上がっていました。
嬉しくない明るさですが・・・
台所の水道を捻ったのは良いのですが、バケツがない!
側にあったのは、食器を洗った時に使うトレイのみです。
とりあえず、トレイに水を溜めて炎にぶっかけました。7~8回掛けたでしょうか。
何とか火は消えましたが、オイラは靴下ビショビショ・・・
そうこうするうちに、消防車が到着です。
遅せ~よ!と心の中で叫びましたが、ぐっと堪えて大人の対応です。
色々話を聞かれました。
とにかく、怪我人もなくて良かったかなと。
でも、この時不思議に思ったのは、こたつの上のコンロが燃えていたんですが、
コンロの上に鍋が乗っていなかったんですよね。
紙が燃えたような感じでした。
ま、それは消防と警察が、現場検証をするので黙っていましたが。
その後、千成で一杯やっている時です。
待ち合わせしていたRちゃんがやって来ました。
銭湯から帰った時、隣で火事ですから消防車が何台も来てる訳です。
そりゃ、びっくりしますやね。
「どうしたんですか?」って聞いたら、「もう大丈夫です」って言われたそうです。
千成の扉をガラっと開けたRちゃんが、真剣な顔で「ちょっと変だから一緒に来て!」
もう鎮火したって言われた部屋の窓から、炎みたいなのが見えると言うんです。
慌てて駆けて行きました。
2階に駆け上がって、ドアを開けると、窓の下の布団が燃えています!!!
しかも、カーテンに燃え移っているし!
またもや、トレイで消火です。
2階から下にいるRちゃんに「119番して」って叫びました。
後1分遅ければ、カーテンから天井に燃え移っていたかもしれません。
住人のおっさんはどこじゃいと部屋を見回すと、ベッドで爆睡!
さすがにキレました。
トレイで思いっきりケツをぶったたいて「アンタ何をしてるんだ!!!」って叫んじゃいました。
消防車が到着して、同じ人に説明して・・・・
この住人、睡眠薬を飲んで、自ら火を点けたようです。
完全に自殺ですね。
でも火点けはイカンでしょ。
Rちゃんは恐怖で震えて泣き出すし、迷惑掛け過ぎ!
勿論、優しく抱きしめたのは言うまでもありません。
その後、千成で「今日は飲むぜ!」となったのは当然ですが・・・
翌日、鼻がムズムズするので、ティッシュを丸めて鼻をホジホジしたら、
ティッシュが真っ黒になっていました・・・
2011年9月28日水曜日
スイカが・・・
今日も3時起きでいつものスタジオへ。
ちなみに、今週は日曜まで毎日3時~4時起き!
ゆっくり飲んでいられないじゃん!!!
何て呑気な事言ってる場合じゃない!
今朝は中央線~大江戸線。
その後大江戸線~京王線。京王線~バスと午前中だけでも何度も乗換。
スイカを一々財布に仕舞うのが面倒なので、ズボンのポケットに入れていました。
携帯と一緒に入れていたのがいけなかった・・・
仕事が終わって京王線中河原駅に到着、改札を入ろうとしたら「オヤ?」
スイカがありません!!
他のポケットにも財布にも、カバンの中にも!
うぉ~~、もしかして落とした???
今歩いて来たコースを慌てて戻りましたが、どこにも見当たりませんでした。
誰かに拾われたのか、風で飛んでしまったのか・・・?
しかも! 今朝チャージしたばかりで19000円も入っていたのに!!!!!!
トホホホ・・・・
明日も早いけど、これからヤケ酒飲みに行って来ま~す。
ちなみに、今週は日曜まで毎日3時~4時起き!
ゆっくり飲んでいられないじゃん!!!
何て呑気な事言ってる場合じゃない!
今朝は中央線~大江戸線。
その後大江戸線~京王線。京王線~バスと午前中だけでも何度も乗換。
スイカを一々財布に仕舞うのが面倒なので、ズボンのポケットに入れていました。
携帯と一緒に入れていたのがいけなかった・・・
仕事が終わって京王線中河原駅に到着、改札を入ろうとしたら「オヤ?」
スイカがありません!!
他のポケットにも財布にも、カバンの中にも!
うぉ~~、もしかして落とした???
今歩いて来たコースを慌てて戻りましたが、どこにも見当たりませんでした。
誰かに拾われたのか、風で飛んでしまったのか・・・?
しかも! 今朝チャージしたばかりで19000円も入っていたのに!!!!!!
トホホホ・・・・
明日も早いけど、これからヤケ酒飲みに行って来ま~す。
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