2010年11月30日火曜日

侮れないぜ! ~若草山~

1週間の関西ツアーから帰って来ました。
今回は短い1週間。22日~28日です。
本当は21日土曜の晩に、サンライズエクスプレス(JRの寝台車ね。現在唯一の電車寝台で全個室。旅の情緒出まくり!)で22日の早朝岡山着って、粋な予定を組んでいたんですが・・・
22日にどうしても外せない仕事が!
バンドネオンの小松亮太さんのTV撮り。え~~~~!!っと言いつつ、仕方なくサンライズは諦めました。 幸い立会いの依頼はありませんでしたので、9時入りで調律を済ませて、そのまま羽田直行です。早めに着けたのでお土産の「芋きん」を買って、第二ターミナルの東急ホテルでランチ。ANA655便B767-300に乗って岡山入りです。
岡山には妹夫婦が居ます。空港まで旦那の自家用高級リムジンでお出迎え頂きました。ちなみに同じ機材にジュディーオングさんが乗っていました。オイラはすぐ近くの席に座っていて、隣を通って降機したにも関わらず全く気付かなかったのですが、ミーハー有名人フリークのおバカ妹は目ざとく見つけて、サインを貰っていたのでした。おめぇ、ファンでもなんでもねぇだろが!!
その晩は岡山市内の美味しいてんぷら屋さんで地酒なんぞを美味しく頂き、気分良くツアーのスタートを切る事が出来ました。

相生、三宮、西宮、高槻、枚岡、河内長野、奈良と廻って、いつものように仕事をして来ました。
河内長野のめちゃ美味い焼き鳥屋さん。奈良の最高に居心地の良い小料理屋さん。
最高の鰻屋さんには寄れなかったのが残念ですが、最終日には奈良で1番の焼き肉も食べて来ました!

土曜日は完全にオフ。いつものように奈良をプラプラです。奈良町で買い物、猿沢池から興福寺へ。奈良公園で鹿をからかって、春日の森の脇をのんびり歩きながら若草山へ。
とりあえず登る前に腹ごしらえです。観光客向けの店が並んでいます。ってかそれしかない・・・
仕方なく1軒の土産物屋兼食堂に入りました。メニューはどこにでもあるような物ばかりです。迷いもせず、カツ丼を注文しました。こちらのカツ丼は東京と違って砂糖を使いません。なので甘さがドギツくないんです。ベタベタした甘さではありません。出汁の甘さなんですね。あっさりしています。
でもその店はツユがたっぷり掛かっていて、正に「ツユだく」状態!
ま、大衆食堂で文句を言っても始まりませんから・・

腹を満たしたらいよいよ若草山登山です!
若草山・・・・ちょっとした丘みたいなイメージでしたが・・・・・
オイオイ、話が違うだろ!的なキツさです!階段の無い反対側から登ったのがいけなかったんでしょうか?とにかく斜面がキツイ!! 角度が!!
足首が曲がらなくて、ガニ股でないと登れません。
距離は大した事はありませんが、とにかく角度が!!!!!
ゼ~ゼ~言いながら登りました。普段の運動不足が恨めしい。
眼下に広がる奈良の街並み。真下の東大寺。景色は素晴らしい。
ちょっと登っただけで風が全然違う。でも気持ち良いけど寒いです。
ちなみに頂上は携帯の電波状態は悪いですよ。
それと一面芝生でどこでも休めそうですが、腰は降ろせません。
一面芝ですが一面鹿の糞です!迂闊に座ればそこは糞の上!転んだら糞の絨毯にバタリです。
休める場所は非常に限られていますので、レジャーシート無しでは座れないかもしれません。
増してや弁当を広げてなんてとんでもない!ウィンナーなんか落としても絶対に食べられません!!鹿!! こんなところまで登ってくるんじゃねぇよ!!!!!!

下りは途中からずっと階段でした。
もう足はガクガクです。
そのまま八幡宮を抜けて東大寺へ。二月堂、三月堂、本殿へ。
夕暮れの大仏殿はとても美しい! 金色です。しばし見とれていました。

9時過ぎに宿を出て暗くなる頃に帰ったのですから、食事時間を差し引いて7~8時間歩いていた計算です。
歩くのは問題ないけど、山登りはねぇ・・・・
若草山! イメージで惑わされてはいけません。侮れねぇぜ! なめちゃイカン!
若草山・・・・恐るべし・・・!!

2010年11月10日水曜日

ツィメルマンのバラード

いつも覗いているオークション。
特にレコードはかなり高い割合でオークションで手に入れています。
以前は、あちらこちらの中古レコード屋さんを巡って探していたのですが、最近はオークションで(80%くらいでしょうか?)買う事が多くなりました。

一日中見ていても、見きれない程の数が出品されています。
今まで散々探しても見つからなかった物が、結構簡単に見つかる事が多いんです。
家でPCの前に座って買えるんですから、ホント便利になりましたよね~。
但し、相場が分かっていないと反って高い値段で買ってしまったりがありますから注意が必要です。

今日届いたのは、今一番のお気に入りのピアニスト、クリスチャン・ツィメルマンの演奏するショパン//バラード全曲、幻想曲、舟歌と言う御機嫌なプログラムの1枚です。
CDでは聴いた事があるのですが、レコードがあるのか無いのか分からなかったんです。
以前、オークションにレコードが出品されているのを見つけて「うお~~、レコードあるじゃん!!!」 でも11500円スタートって・・・・
あまりな値段に諦めました。流石にだれも入札せず結局流れてしまったようです。
それ以来ずっと探していましたが、先日ついに、ついに見つけました!!!
しかも2000円スタート。いくらまで上がるかは分かりませんが、絶対に落としてやるって意気込みで入札。 3400円で落札しました。
レコード1枚に3400円は高いと思う方もおいででしょうが、このレコードに関しては相場より安めです。ドイツグラモフォン盤で、しかもジャケットも盤も新品同様ですからね。
まだ聴いていませんが、演奏のクオリティは充分承知していますから。CDとは比べ物にならない音で聴ける事でしょう。
考えただけでワクワクしますね~。

2010年10月30日土曜日

行いが悪いんかしら?

いつものライブハウス、江古田Bnddy。
22:30頃、電話がありました。
「弦が切れちゃいましたぁ」
「低音です」
ほわぁ~~~~
「わっかりました~、では明日」
ってな事で弦張りに行って来ました。
低音弦は1本1本全て寸法が違います。現物を工房に送って同じ物を作ってもらわなくてはなりません。幸い近くにそれをやってくれる店があります。雨の降りしきる中、てくてく歩いて切れた弦を持って行きました。
新しい弦を張って、音合わせをしていた時・・・
バチィ~~~ンと弦が切れました!
隣の弦です。
うぉ~~~~~~!!!
店長と二人でぶっ飛びです!
オイオイ・・・・再び弦を持って雨の中をトボトボ・・・・
こんな事もあるんですね。
今日は厄日かと思いながら・・でもこんな事で厄を使ったんならOKOK!
どうってことありませんね。
店長とコーヒーを飲みながら、笑って話せるんですから。
ま、そのうち良い事もあるでしょう!

2010年10月26日火曜日

ニコラウス・アーノンクール

24日の日曜日、冷たい雨の降りしきる中、NHKホールへ行って来ました。
NHK音楽祭2010、ニコラウス・アーノンクール指揮ウィーンコンツェルトムジクスのバッハ/ミサ曲ロ短調の演奏会です。

アーノンクールは大好きな指揮者です。初めて聴いたのはバッハのブランデンブルク協奏曲。それはそれはスゴイ緊張感で息をするのも憚れる程でした。音色は非常に柔らかいのですが、内容が相当厳しい演奏でした。ブランデンブルクは好きな曲なので10枚以上持っているのですが、そのどれとも全然似ていない。コレギゥムアウレウムやパイヤールなんかとはある意味対極に位置する演奏でしょうか。それ以来アーノンクールファンになってしまいました。

そのアーノンクールも御歳80歳。これが最後の来日ではないかとも言われています。
しかも手兵のコンツェルトムジクスとの来日、更に曲目がバッハのH-mollと来りゃぁ、絶対に聴き逃せないっちゅうもんです。
ってな訳で、一人いそいそと雨の中出掛けて行ったと・・・誰も一緒に行ってくれないから・・・・

久しぶりのNHKホールです。席は3階の後ろの方。舞台が遠い!
しかし、HNKホールは改装してからはちゃんと音が飛んで来るようになりましたから、普通に聴く分には大きな問題はありません。(ケッ!どうせ良い席は取れなかったよ!フン!!)
演奏は期待を裏切らない名演でした。
昔のような緊張感はそれほどではありませんが、とにかく柔らかい!!ffがありません。
弾力のあるリズム、自然なテンポに自然な流れ。演奏に全く無理がありません。コーラスもソリストも声を張り上げる事はいっさいありません。伝統的なウィーン奏法。しかも深い表現。
何とも心地良い・・・・現在、日本で聴ける最高峰の音楽を聴いているんだなぁと言う実感です。

演奏とは直接関係ないけど、一つ思った事・・
アーノンクールはウィーンシンフォニーのチェロ奏者だったんですが、他にもオケの奏者から指揮者に転向した人は沢山います。
歴史に残る大指揮者になった人もいます。アーノンクールもその一人でしょう。
それだけの知識や能力があったのはもちろんですが、同じような力を持っているにも関わらず、指揮者になろうとしないで、一生オケマンでいる人達も少なからずいると思うんですよ。
セカンドヴァイオリン一筋40年とか、今はいなくなってしまったでしょうが、以前だったらフルトヴェングラーやワルター、トスカニーニなんかの指揮で実際に演奏してた人達がオケのメンバーにいた訳です。仕事でお伺いしてる元N響の先生なんかは、カラヤン初来日の時やストラヴィンスキーがN響を振った時に実際に演奏してた訳ですから、お話を伺ってても、そりゃぁ重みがあるんですよね。
で、何が言いたいかというと、そんな人達に向かって色々指示を出したりして、自分の解釈を伝えてそれを演奏させるんですから、指揮者って大変と言うより怖い仕事だなぁと改めて思いましたと言うことで、大した事ないオチですんません・・・・・チ~ン

2010年10月24日日曜日

小松亮太 in Buddy

昨日は中々ハードな一日でした。
起床は4時半。
5時半には中央線に乗っていましたから・・・麻布のレコーディングスタジオで仕事です。
その後世田谷の上馬で御紹介頂いたお宅へ。
相当長い間調律してなくて、やりがいのある状態でした。
夕方、一旦帰宅した後杉並公会堂へ。NKちゃんの演奏会です。残念ながら最後までは聴けず、途中で失礼させて頂きました(Kちゃんゴメンね~)

そして江古田のライブハウス、Buddyで小松亮太さんです。
調律は前日の夕方に済ませてあります。
バンドネオン(小松亮太)、ピアノ(鈴木厚志)、ベース(田中信司)のトリオでした。
定番のピアソラなど、すごくオーソドックスなプログラムで、良く言えば安心感のあるライブになりました。
お客さんの入りも上々です。

ピアノの鈴木さんは、ブラジル音楽では特に有名で、小松さんが「ピアノは鈴木さんにお願いしてるんですよ」って言うと「え~~~、あの鈴木さんですかぁぁぁ」って反応される程だそうです。
小松さんの仕事は、大分前に一度させて頂いた事があります。今回二回目で、Buddyで御一緒するのは初めてです。
「めちゃ鳴りますね」とピアノの状態も気に入って頂けて、ピアニストの鈴木さんも御機嫌で弾いて頂きました。
最近はバンドネオンと言う楽器の認知度も上がって、普通に耳にする機会も増えました。
ま、アコーディオンって言われる事もまだまだあるようですが・・・・
なかなか良い楽器ですよ~。
呼吸をしているように、多彩な表現力があります。
特に小松さんのような演奏家が弾くと尚更ですね。

まだナマのバンドネオンを聴いた事の無い方は、機会があれば是非一度、聴いてみると良いと思います。
楽しめますよ~!

2010年10月21日木曜日

ラドゥ・ルプー リサイタル

ラドゥ・ルプー
ルーマニアのピアニストです。 大好きなピアニスト。素晴らしく繊細で美しい音色、深い表現・・
長旅が嫌いで、今回の来日は9年振り。
29日のオペラシティでの演奏会のチケットを買いました。A席9000円! 
確か5月位に買った記憶があります。それくらい楽しみにしていました。
しか~し! 体調不良で緊急帰国・・・・
帰っちゃいました(泣)
止むなくチケットは払い戻しです。 
でもさぁ、9年振りでやっと来日してくれたんだよね。
次は何時来るん???
「今回は日本のファンに悪い事しちゃったな」って思ってくれるだろうか?
「旅は嫌いだけど、何とかもう一度日本へ行こうかな」って気持ちになってくれるんだろか?
9年後とかじゃなくて、出来るだけ早く来てね!
おねげぇしますだぁ、ルプーさまぁぁぁぁ

2010年10月11日月曜日

大丈夫か? 日本

昨日、江古田の中華屋でお昼を食べていた時のこと。
大学生らしき二人の男が店に入って来たと思っておくんなまし。

この店は中国人がやっている店で、味付けはちょっと濃い目ながら結構美味しい。
しかもバカ安!!
江古田には武蔵野音大、日大芸術学部、武蔵大とあって学生の町。
だから飲食店も値段が安くないとすぐに潰れてしまいます。
味より値段と量!
その中で数少ない食える店の一軒がココ。
ま、それは良いとして・・・
その二人の男、異様に声がデカイ!!!
同じテーブルに座っているんだから、小さな声でも充分に聞こえるだろが!
店中に聞こえるデカイ声。
コイツらバカか?と思う程。(中〇人の団体がいるみたい・・・)

メニューを見ながら注文してる。
当然、何を頼んでいるかはまる聞こえ。
一人は普通に注文したのだが、問題はもう一人の男。
「え~と、ナスのカラ~~~、う~ん、から~~」
ん????? コイツは何を言ってるんだろ?
「ナスのぉ・・・・カラぁぁぁ・・・これなんて読むんだ?」
おねぇさんはそれで分かったようでしたが、オイラには????
メニューを見てみると、ナスを使った定食はそれ一つしかなかったので、おねぇさんは分かったんだ
と判明。

・・・ナスの辛味噌炒め・・・

オイ!!! お~~~~~い!!!!!!
読めねぇのかぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!
小学生でも読めるだろ!!!
オマエは大学生じゃないのか??

このままで良いのか? 日本!!

2010年10月9日土曜日

今更ながら・・皆野

先月の皆野での演奏会、 今更ですが結果報告です。

前日の昼過ぎにホール入り。
とりあえず下がってるピッチ(全体の音の高さです)を442HZに引き上げます。って言うか、ホールのピアノがピッチ低下なんて、それがそもそもオカシイだろ! 
普段のメンテナンスがされてない証拠です。
音色を確認して今回のメイン、硬化剤の塗布です。少し時間を置いて、必要な部分に更に塗布します。乾くまでの間に調律です。それから最終的に音色を作ります。
言葉で書くと簡単そうですが、結構手間が掛かるんです、これが。
後は、翌日の本番前の最終調整です。

宿は皆野駅から2つ目、上長瀞駅下車です。
駅を降りて改札を出たら・・真っ暗です! 駅前なのに街灯が無い! 当然店なんか皆無です。
駅員さんに教わって歩き出したはいいものの、案の定迷いました。だって目印が何も無いんですもん。暗いし。
結局、宿に電話して迎えに来てもらいました。
ホテルじゃなく、民宿に泊まったなんて久しぶりでした。ある意味新鮮。ゆっくり休めました。

翌日は始発電車で会場へ。
音色の確認と調整です。
音はしっかりと出ています。ピアニストは9時入り。リハが終わって最終調整。
本番はそれなりに成功だったと思います。演奏じゃなくてピアノ的にです。(勿論、演奏は素晴らしかったですよ)
主催者側からも、今年は去年までと全然音が違うと言って頂き、ギャラは同じなのに前日入りでやった甲斐がありました。
来年まで変わってなければ良いんですが・・・

打ち上げではたっぷりと飲ませて頂き有難うございました。

山下洋輔  2days

専属調律師としてお世話になっているライブハウス、「江古田BUDDY」が今年20周年を迎えました。
先月から20周年記念ライブが行われています。
バンドネオンの小松亮太さんを始め、色んな方が出演されます。

先日は、その中でメインの一人、山下洋輔さんのライブがありました。2日連続です。 メンバーは山下さん以外すべて入れ替わりでした。
山下さんも最近は落ち着いて来たのか、以前に比べると大人しい演奏が多くなったような気がしていましたが(60歳過ぎましたからね・・)、長年のお付き合いのBUDDY20周年だからでしょうか?
やたらと気合が入ってまして、もう前半から肘打ち炸裂です! 特に2日目は鍵盤が折れるんじゃないかとヒヤヒヤもんでした。 ピアノが揺れてましたから・・・
幸い鍵盤折れも断弦もなく、音も最後まで気になる狂いも出ず、無事に終了してヤレヤレでした。
山下さんも終始ご機嫌で「とても弾きやすいですよ」と言って頂きました。
今回はBUDDYさんから「日頃お世話になっていますから」と招待券を頂いていたので(お世話になっているのはこちらなんですが・・・)、何人か知り合いをご招待させて頂きましたが、皆さんご堪能頂きましたか?

BUDDYさんのピアノはヤマハのセミコンです。
以前は高音部の音量が無くて、今とは全然違う音が出ていました。
前任者のKさんから完全に引き継いでから、お店側とお話して今の音色に作り替えました。
若干裏技を使ったりしましたが、演奏されるミュージシャンの方々の評判もかなり良いようです。
8月にも今回の20周年に向けて、時間を掛けて音色とタッチの調整をし直してあります。
ピアノにはうるさい山下さんのお墨付きを頂いたので、とりあえず一安心。
調律師は表には出ませんが、BUDDYのピアノは良いよと言う評価がお店の宣伝になりますし、それが仕事に繋がれば良いなと思っています。

2010年9月17日金曜日

皆野の演奏会

毎年、この時期に伺う皆野の演奏会。
西武秩父駅のちょっと先です(秩父鉄道で4つ目かな?)
ピアノはヤマハのフルコンがありますが、これがかなりのツワモノです。
本来なら即オーバーホールが必要な状態。 でも稼働率がめちゃくちゃ低いので、そんな経費は掛けられないってな感じで毎年何とかごまかしごまかしでやって来ました。
ハンマー(弦と叩く丸いフェルト)が完全に死んでいます。フェルトが柔らか過ぎてボコボコで、年々鳴らなくなっています。
弦もほとんど死んでいるんですが・・・・

今回は、弟子の小僧が同行出来ません。(てめぇ!二度と連れて行かねぇからな!!)
帰りの運転手がいないので、前日入りで泊まりです。
何で自分で運転しないのかとの声が聞こえてきそうですが、運転手がいないと打ち上げで飲めないからです。それにホールに6時入りって、絶対に電車じゃ間に合いませんからね。


ホール側からオーバーホールも依頼されそうもないので、今回は必殺技を繰り出そうかと思います。
最後の手段、硬化剤です!
ハンマーのフェルトを薬品を使って固めてしまうのです。
本当の事を言えば使いたくないのですが、背に腹は代えられないかと・・・
使用するのはsteinwayの硬化剤。
さてさて、どんな結果になるやら・・・
ピアニストのKちゃん、楽しみにしててね~~~

2010年9月5日日曜日

26歳のポリーニ

最近手に入れたレコード、ポリーニのショパン。
1968年の録音です。ポリーニ26歳。1960年、18歳でショパンコンクールに優勝した時、審査委員長だったルービンシュタインが他の審査員に向かって「この中に彼より上手く弾ける人がいまか?」と言ったというエピソードは有名です。
普通であれば、そのまま演奏活動を続けるのですが、コンクール直後にコンクールの本選で演奏した1番のコンチェルトを同じ指揮者とオーケストラでレコーディングした後、「私には他にも勉強する事が沢山ある」と言って、一切の演奏活動を止めてしまいました。10年間の沈黙の後、再デビューしてからの活躍は御存知の通りなので、今更言うまでもありません。
で、このレコードですが、年代的に一時引退していた時の演奏と言う事になります。演奏会はしていなかった(公には)のに、レコーディングはあったんですね。
プログラムはオールショパン。

ポロネーズ5番
ノクターンOp.27-1、2
バラード1番
ノクターンOP.15-1、2
ポロネーズ6番「英雄」

素晴らしい演奏です。今のポリーニは個人的には好きではありませんが、再デビューした頃のショパンのエチュードは最高のエチュードだと思っています。ストラヴィンスキーのペトルーシュカなど若い頃のポリーニは名演に事欠きません。
このアルバムは更に生気に溢れていて、聴いているだけでワクワクして来ます。確かに荒削りな感もありますが、有無を言わせぬ音楽の推進力。
何故この時期にもっとレコーディングしてくれなかったんだろうって、今更ながら思います。
アルゲリッチのショパコン後に録音したショパンのソナタが、何故かお蔵入りになって何年か前に再販されましたが、それなんかも後にレコーディングした演奏より全然良いですから。
ポリーニ本人には思う所があったんでしょうが、ホントにもったいないですよね。

2010年9月4日土曜日

満足

時々行く、もといしょっちゅう行く地元の寿司屋さん。国立朝日通りにある「千成寿司」!
昨夜も行って来ました。
気さくで落ち着けます。とにかく楽しく飲んで食べて、ついつい長居してしまうお店なんです。
それに何たってリーズナブル!!!
寿司屋でカウンターに座って安心出来る店はそうはないでしょ?(金持ちは別として・・・)
味も安心だし!
まずは生ビールから始まって、散々飲んで食って良い気持ちで歩いて帰れる。
最高です。
生きたクルマエビなんぞも格安で食べられます。
カウンターには親父さんと息子のけんちゃん、それにおかぁさんと3人で切り盛りしています。
お昼に時々手伝っているけんちゃんの奥さん(カワイイ!常連にもファン多数)
アットホームな雰囲気です。
国立に来た時は、ホントお勧めの店です(別に回し者じゃないですよ)
ボトルは365日入っています。ジョニー・デップで・・
絶対に勝手に飲まないように!
ちなみに今日も行って来ました・・・・ハハハ

2010年8月8日日曜日

弾いてきました

発表会、無事に終わりました。
国立のホールです。ピアノはsteinwayのフルコンが入ってます。
朝一番(9:00)で入って調律です。まぁ、こっちが本当の仕事ですから・・・
生徒の数が増えて、今回は二部構成でした。
ピアノとは別に「音楽物語」と言う、小さい子供が対象の教室もやっています。
今回の出し物は「孫悟空」。
歌ありピアノありの劇ですね。それの完成度を高めて行けばオペラって事なんでしょうけど。
大人の部は18:00開演。
リハもあったので予定はビッチリ詰まっていて、子供達や他の出演者には何とかピアノに触らせてあげる事は出来ましたが、自分のリハは結局出来ませんでした。
それこそぶっつけ本番です。
そもそも練習だって数える程しか(多分5~6回)してないのに、何て無謀なヤツかと我ながら呆れてしまいます。
とりあえず大きなミスもなく、周りの評価も良かったので一安心。

しかし・・・・問題発生!
「次回から毎回出なさい!」と先生から・・・・・
「発表会と言うものに死ぬ前に1回出たかっただけなんですが」

そんな話が通じる先生ではない事は、長い付き合いから良~く分かっています。
次回はサロンのような場所で少人数でやるそうです。
「私と連弾しましょうね」
はぁ??????
「ブラームスのワルツなんか良いんじゃない?」
はぁ??????????

軽~く1曲かまして終わるつもりだったのが、とんだヤブヘビ!!
練習場所を確保しなけりゃイカン。
その前に楽譜じゃぁ~・・・・

2010年7月27日火曜日

あ~あぁ・・・

昨日は3時半起きでいつものスタジジオへ。
そこでsteinwayを2台やっつけて(1台はさだまさしさんのレコーディング)、午前中によみうりランドの近くで1台、午後は多摩ニュータウンで1台。
かなりきつかったです・・・

でも今日は1台のみ!
元N響のK先生宅です。昔、カラヤンがN響を振った時に演奏していた方です。
ルービンシュタインがN響とラフマニノフのコンチェルトを演奏した時もです。
酒が入ると色々お話が聞けます。
「ルービンシュタインはラフマニノフをこうやって弾いたんだよぉ」
貴重なお話で、めちゃ面白いんですが・・今日は残念ながらお話はありませんでした。
奥さんも芸大出です。
この奥さん、めちゃくちゃ耳が良いんです。
学生の頃、リストのコンチェルトを聴音で取ったそうです・・うへぇ~~~!!!

帰りに整骨院でもみもみ&鍼ブシブシしてもらって、レコードを漁って、いつもの和食の店へ。
今日は市長と御一緒しました。
常連仲間もやってきて楽しく飲んで帰って来たのは良いとして、レコード20枚と飲み代で、今日の稼ぎはパァ!
なにやってるんだかねぇ・・・・

2010年7月24日土曜日

鼻血が出た

昨夜、久しぶりに鼻血が出ました。
ホントに久しぶりです。もしかしたら何年振りかしらってくらいです。
別にほじくった訳でもなく、暑さにのぼせたからでもありません。
原因不明です・・・?
楽譜を見ていたら、いつの間にか鼻からツツ~っと。
楽譜には垂れませんでしたけど。
巨人の星じゃないんだから血染めの楽譜は頂けないですもんね~。
楽譜に集中し過ぎかしらん???

2010年7月20日火曜日

難しい・・

今月の終わりに演奏会に出ます。
オマケで出してもらうようなもんですが、とりあえず人様の前で弾くのであまり下手な事は出来ません。他の出演者の邪魔にならないように、ショパンのノクターンなんぞを軽~くかまして来ます。
しか~し、事情があって、今家にはピアノがありません。で、今日は近所の幼馴染の実家に練習させてもらいに行って来ました。楽譜はパデレフスキー版を使っています。エキエル版も、あるピアニストからコピーして頂いたのですが、なんとなくパデレフスキーの方がしっくりする感じがしたので・・・
大体はOKになって来たんですが、細かいところが詰められません。頭でイメージしてるのと、実際の指の動きが連動しないんです。まぁ、それが簡単に出来れば世話ないんですけどね・・・・
本番前日に、大好きな越後湯沢のペンションに籠もって練習しようと企んでいたのですが、しっかり仕事の予定が入ってしまいました。
う~ん、このまま本番を迎える訳にはイカンし、仕事はずっと入っているし、何回練習出来るんだろ? そもそも暗譜が危ないしなぁ・・・

2010年7月18日日曜日

はじめまして!

ようやくHPをアップしました。
こちらのブログでは、ちょっと砕けてハプニングや変わった出来事、雑感などを綴って行きたいと思います。
基本的にHPの一部としてのブログですので、こちらから入って来られた方も、是非HPを覗いてみて下さいね!
宜しくお願いしま~す。