2012年4月21日土曜日

人命救助??

久々の更新です。

先日の日曜、事件がありました。
ある意味、人命救助です。

その日は、友人のRちゃんと五日市のギャラリーに出掛けました。
五日市駅近くの、オイラお気に入りのうどんやで飲んで(車だったのでオイラはノンアルコール)
ギャラリー見学。
ここは無料なんです。しかも本物が沢山!!
マイナーですが、めちゃお勧めです!

その後、腹ごなしに散歩して、馬を見て帰って来た訳です。
6時頃でしょうか?
一旦、車を置きに部屋に戻って、チャリでいつもの千成寿司へ。
Rちゃんの部屋の下にチャリを置かせてもらって、そこから千成までは徒歩2分。
Rちゃんはこの時、近所の銭湯に行っていました。(Rちゃんは銭湯好きです)

さて、いざ出陣と、さっそうとチャリを降りて歩き出した時です。
隣のアパートの2階から「お願いしま~~~す!」との叫び声が。
最初は、新手の新聞の勧誘かと思いましたが、やけに切羽詰まった感じの叫び声です。
どうしたんかいな?と2階を見上げると、玄関の扉が開いていて、部屋の中からオレンジ色の
炎が!!
うわ!火事じゃん!!!!
慌てて階段を駆け上がるオイラ。
隣に住んいる女性が「今119番しましたから」との事。
部屋の住人は50代位のおっさん。
二人ともパニクってます。
部屋は煙が充満していて霞んでいます。
とにかく何とかしなきゃイカン!
「ここを動くな!」と二人に叫んで、部屋に突入しました。
電灯が消えていましたが、炎で明るい。
1メートルくらいの高さの炎が上がっていました。
嬉しくない明るさですが・・・

台所の水道を捻ったのは良いのですが、バケツがない!
側にあったのは、食器を洗った時に使うトレイのみです。
とりあえず、トレイに水を溜めて炎にぶっかけました。7~8回掛けたでしょうか。
何とか火は消えましたが、オイラは靴下ビショビショ・・・
そうこうするうちに、消防車が到着です。
遅せ~よ!と心の中で叫びましたが、ぐっと堪えて大人の対応です。
色々話を聞かれました。
とにかく、怪我人もなくて良かったかなと。
でも、この時不思議に思ったのは、こたつの上のコンロが燃えていたんですが、
コンロの上に鍋が乗っていなかったんですよね。
紙が燃えたような感じでした。
ま、それは消防と警察が、現場検証をするので黙っていましたが。

その後、千成で一杯やっている時です。
待ち合わせしていたRちゃんがやって来ました。
銭湯から帰った時、隣で火事ですから消防車が何台も来てる訳です。
そりゃ、びっくりしますやね。
「どうしたんですか?」って聞いたら、「もう大丈夫です」って言われたそうです。
千成の扉をガラっと開けたRちゃんが、真剣な顔で「ちょっと変だから一緒に来て!」
もう鎮火したって言われた部屋の窓から、炎みたいなのが見えると言うんです。
慌てて駆けて行きました。
2階に駆け上がって、ドアを開けると、窓の下の布団が燃えています!!!
しかも、カーテンに燃え移っているし!
またもや、トレイで消火です。
2階から下にいるRちゃんに「119番して」って叫びました。
後1分遅ければ、カーテンから天井に燃え移っていたかもしれません。
住人のおっさんはどこじゃいと部屋を見回すと、ベッドで爆睡!
さすがにキレました。
トレイで思いっきりケツをぶったたいて「アンタ何をしてるんだ!!!」って叫んじゃいました。

消防車が到着して、同じ人に説明して・・・・
この住人、睡眠薬を飲んで、自ら火を点けたようです。
完全に自殺ですね。
でも火点けはイカンでしょ。

Rちゃんは恐怖で震えて泣き出すし、迷惑掛け過ぎ!
勿論、優しく抱きしめたのは言うまでもありません。


その後、千成で「今日は飲むぜ!」となったのは当然ですが・・・
翌日、鼻がムズムズするので、ティッシュを丸めて鼻をホジホジしたら、
ティッシュが真っ黒になっていました・・・

2011年9月28日水曜日

スイカが・・・

今日も3時起きでいつものスタジオへ。
ちなみに、今週は日曜まで毎日3時~4時起き!
ゆっくり飲んでいられないじゃん!!!
何て呑気な事言ってる場合じゃない!

今朝は中央線~大江戸線。
その後大江戸線~京王線。京王線~バスと午前中だけでも何度も乗換。
スイカを一々財布に仕舞うのが面倒なので、ズボンのポケットに入れていました。
携帯と一緒に入れていたのがいけなかった・・・
仕事が終わって京王線中河原駅に到着、改札を入ろうとしたら「オヤ?」
スイカがありません!!
他のポケットにも財布にも、カバンの中にも!
うぉ~~、もしかして落とした???

今歩いて来たコースを慌てて戻りましたが、どこにも見当たりませんでした。
誰かに拾われたのか、風で飛んでしまったのか・・・?
しかも! 今朝チャージしたばかりで19000円も入っていたのに!!!!!!
トホホホ・・・・

明日も早いけど、これからヤケ酒飲みに行って来ま~す。

2011年9月18日日曜日

矢野顕子さん~レコーディング~

先日、矢野顕子さんのレコーディングがありました。
小田急線の某駅近くのスタジオ。
有名なスタジオですが、ここにはちょっと面白いピアノがあります。
ま、それが売りでもあるんでしょうけどね。

2台あるのですが、そのうちの1台はベーゼンドルファーのモデル290インペリアルです。
鍵盤が97鍵あるフルコンサートよりデカイピアノです。
奥行き290㎝。普通のフルコンサートは275㎝です。
15㎝って言うと少しの差だと思いますが、ピアノで15㎝の違いはかなり大きな差になります。
見た眼も全然違って来ますからね。
以前のこのスタジオでジャズピアニストの島健さんと矢野さんのコラボのレコーディングの時には、矢野さんはこのベーゼンを弾かれました。
島健さんが「どっちでも好きな方を弾いて下さい」って言ったんですね。
矢野さんは「う~ん、私こっちにする~」ってベーゼンを選びました。

今回もベーゼンかなと思いきや、スタインウェイを弾くとの連絡が!
ここのスタインウェイ、普通にあるハンブルクのスタインウェイではありません。
まだまだ日本では珍しいニューヨークスタインウェイです。
ただし、アクション(中の鍵盤から弦を叩くまでのメカニック)はハンブルク製に換えてあります。
ニューヨークのアクションはかなり癖があるので、弾きなれていないと、まずコントロール出来ません。初めて弾いて何とか出来る程ヤワな相手ではないんです。
しかし本体のボディはしっかりニューヨークです。

調律に入って、まず音を出してみると・・・あれ? ニューヨークの音がしない・・・
かと言ってハンブルクの音って感じでもありません。
以前にも書いた事がありますが、スタインウェイを始めとする海外のピアノには、良くも悪くもはっきりとした個性があります。
そこをきちんと理解して、そう言う調律をしないとその個性を発揮出来ません。
しかもこのスタジオは数少ないニューヨーク製です。
ハンブルクに比べても更に個性の強いピアノです。
ハンブルクスタインウェイをやり慣れた調律師でも、ニューヨークは敬遠する人が多いんです。

調律そのものはしっかりとやっているようです。
技術的には問題無いのでしょうが、ニューヨークスタインウェイの発音を理解していないだけなのでしょう。
めったに無いピアノなので、当然なのかもしれません。
しっかりと調律し直せば、ちゃんとニューヨークの音色に戻せます。

この日は矢野さんのピアノ&ヴォーカルにタブラン(ダブラン?)のコラボ。
コンガと鼓の合いの子のような感じの打楽器です。
年末発売の「yanokami」のアルバムの1曲だそうです。
矢野さん、調子が良かったんでしょうか?
3テイク目でOKが出ました。
タブラン奏者の方(すみませ~ん、お名前が・・・・皆さん、アルバムを買って確認して下さいね!)は早々に終了です。
矢野顕子さん、ふわぁ~としたイメージを持っている方が多いかもしれませんが、実はかなり芯は強いんですよ(って感じてます)。
ピアノにもかなり厳しいです!
調律が終わってからのチェックも相当なもんです!
クラシックのピアニストでもそうですが、楽器にウルサイって言う事は、裏を返せば演奏に厳しいと言う事です。ピアノの状態云々で、演奏が変わってしまうのですから、自分の演奏に責任を持つからには、ピアノのコンデションに気を使うのは当然です。
そう言う意味で、本当のプロフェッショナルだと言う事です。

以前、銀座の某スタジオでの出来事です。
調律が終わって、チェック中に「う~ん、この音が気になるのよねぇ~」
「え?そうですか?」
「うん、生音だと問題ないんだけど、ヘッドフォンすると気になるの」
はぁ~~????

レコーディングは当然マイクを通した音を録音します。
そのマイクからの音がヘッドフォンから聞こえてくるんです。
「すみません、ヘッドフォンをお借りして良いですか?」
「良いわよ、宜しくね」

ヘッドフォンを掛けて音色の調整をしたのは初めての経験です。
そこまで言うか・・・
矢野顕子、恐るべし・・・・・

2011年9月13日火曜日

秩父の演奏会

毎年恒例の秩父は皆野町での演奏会。
先週、行って来ました!台風の中・・・

本番は日曜日ですが、リハの入りが9時って言う有り得ないタイムスケジュールです。
お寝坊さんの音楽関係者には信じられない時間です!
で、調律は何時するんじゃろ?
公立のホールは9時開館が常識。それより早く開けてくれるなんて事はまず考えられません。
ところがどっこい、この皆野町文化会館は6時に開けてくれちゃいます!!
つまり調律は6時入り!!!
始発に乗っても到底間に合いません。
かと言って車で行くのはNG。打ち上げで飲めなくなっちまう・・
ではどうしたら?
前乗りです。前日に行ってお泊りです。
秩父ってホテルが殆んど無いんですよね~。
駅近に1軒。部屋は広くないけど、対応も問題無し。但し料金が高い!
競争相手が居ないせいでしょうか?
麻布や六本木と同じような値段してる。でも他に無いんだよなぁ~~。

ところで、どうして今回はそのホテルに泊まったかと言うと・・
近くにどうしても行きたい店を見つけたから!
秩父名物(らしい・・・)、豚肉味噌漬け丼の店。
しかも炭火焼。
石ちゃんも食べに行って「まいう~~!」。
夜はここで一杯やろうと言う計画で。

夕方ホテルにチェックイン、その後ゆっくりと味噌焼きをアテに秩父の地酒をやっつけようと、ホクホクの予定でした。
とぉころが・・・・・・・・・・台風って、おいおい・・
いつもの「ふじい整骨院」でモミモミしてもらって、体調も万全。
いざ出発と勇んで国分寺駅まで行ったら、西武特急「秩父」号が運休!
ま、正確に言うと飯能止まり。
げげげ!
でも駅員ちゃんが言うには「次の特急は予定通り運行予定です」。
でも保証は出来ませんだとよ!
いずれにしても、行かないと明日の仕事がパー。
とにかく行くしかない。
結果的にはすんなり行けたんですけどね。

ホテルで一服して、雨の中、気合いを入れて豚味噌だぁ~とホテルを出ました。
目指す店はすぐに見つかり、「よし!食うぞ!」と近づいて行くと、目に飛び込んで来たのは「本日の営業は終了しました」の看板!!!!
がびぃ~~~~ん!!!!!!
台風ごときで、店閉めるんじゃねぇ~~~~!!!!!!!!!!!!
思わず、店の入り口に犬のウンチでも置いて来てやろうかとも考えましたが、そこは大人の対応で、渋々引き返して来たオイラ・・・
海鮮居酒屋はありましたが、秩父の山の中で海鮮を食べる気にもならず、コンビニでビールとワインと地酒とつまみを買って、ホテルで一人寂しくチビチビやったのでした。

翌日の本番はつつがなく終わり・・って、ホントはピアノがとんでもない事になっていて、修復不能。
部品交換しか方法がないので、とにかく何とか誤魔化して納得してもらうしかありません。
ま、地元の調律師が良かれと思ってやった事ですから、何か言うつもりもないんですけど・・

打ち上げが終わって、西武秩父発の最終の特急に乗ろうと、駅まで行ったら・・またもや運休・・・
人身事故の影響で特急は運休だって。但し各停は動いている。
え~~~、ここから各停で帰るん???????
イヤじゃぁ!
仕事は問題なく行ったけど、最後にまたオチが着いた・・・
来年は車で行こうかなぁ?
誰か運転手してくれないかしらん?

2011年8月27日土曜日

歌手~清水 那由多さん~

バリトン歌手、清水義雄さん。

私がこの仕事を始めて、最初にお伺いしたプロの音楽家です。
奥様は有名なメゾソプラノ歌手の西明美さんです。
あるキッカケでご自宅の調律を御依頼頂きました。
今思うと、ホントに冷や汗もんです!
あんな拙い調律でよくもまぁ・・・
でも、何故か「音楽的な音色がする」と言って頂いて、それ以来ずっとお付き合いさせて頂く事になりました。

まだまだ駆け出しのぺーぺーでしたから、経験もありませんし勿論、自信なんか全くありません。
ただ、一流のプロの音楽家のお宅に伺っていると言う事が、大きな支えになっていました。
今からすると「それが何?」ってな感じになるのですが、当時はそれ以外なぁ~~んも無い訳ですから・・・
ま、ある意味恩人です、清水先生は。

その清水義雄先生と西明美先生の一粒種が那由多(なゆた)くんです。
やはり蛙の子は蛙。東京芸大の声楽科を出て、そのまま大学院に進みました。
彼は日本人には珍しいバスなんです。
男声はテノールとバスに別れると思ってる方が多いと思います。女性はソプラノとアルトですね。
コーラスなんかはそう言うパート名になっている事がほとんどです。
しかし、日本人で本当のバスの声を持っている人はすごく少ないんです。
バスって言っても、ほとんどの人はバリトンです。簡単に言えば、テノールとバスの間ですね。
本当のバスの声は、朗々と響く厚みや深みのあるとても魅力的な声です。

その那由多くん。
バス歌手として売り出し中です。
来年にはモーツァルトの「フィガロの結婚」のフィガロ役が決まっているそうです。
これは聴きに行かなくては!
那由多くんがまだ幼稚園の頃、庭でお父さんの義雄先生とウルトラマンごっこの様な事をして遊んでいたのを今でも覚えています。
立派になっちゃいましたね~。

先日、御自宅に伺った時にお聞きしたんですが。
明治製菓のチップチョップと言うチョコのお菓子があるのですが、皆さんご存じですか?
エグザエルって言うグループの何とかさんって人が、おそまつくんの格好で踊ってるCMです。
TVを視ない私は全然知らなかったんですが。
そのCMで「甘くてしょっぱい」って歌っているのが那由多くんです。
http://www.meiji.co.jp/gallery/cm/?rmd=recommendMovie&id=chipchop_osomatsu_30s_full

仕事をさせて頂いたCMやドラマなどがTVで流れるのを視るのも、最初の頃は妙な感じでしたが、知り合いが、特に子供の頃から知っている那由多くんが歌っているCM。
う~ん、なかなか良いもんですねぇ。
今度、チップチョップ買ってみよっと(笑)



2011年8月16日火曜日

東日本大震災支援チャリティーコンサート

先日、千葉の本八幡にある市川市民文化会館で「響けいのち・平和 チャリティコンサートin千葉」と題した演奏会がありました。

日本歌曲、オペレッタ、コーラス、オーケストラ、朗読と多彩なプログラム。
東北の方々の被災がクローズアップされる事が多いようですが、銚子や旭など千葉県でも大きな被害が出ています。
今回のコンサートの収益は、千葉の被災された方々へ届けられるそうです。
以前からお世話になっている音楽家ユニオンのKさんからお話を頂いたのが7月後半だったでしょうか。「チャリティなのでまともにお支払いが出来ないのですが・・」と申し訳なさそうにお電話を頂きました。
チャリティと言われれば「よっしゃぁ、そう言う事ならひと肌脱ぎしやしょう」となってしまいます。
幸い予定もOKです。

う~ん、これで何回目のチャリティだろ?
金額に換算すると、恐らく30万円分位になると思いますが、自分に出来る事で少しでも役に立てれば嬉しいですもんね。
口の悪い友達に言わせると「おめぇ、その分現金で寄付した方が良いんじゃない?」
いや、そうかもしれんけどさ。現金は持ってないから・・・

音楽関係者も色々チャリティコンサートと言う形で、支援をされてます。
被災された方に比べれば、なんてことありませんから。
これからも自分に出来る範囲で協力させて頂くつもりです。


2011年8月1日月曜日

年に一度の保守点検~江古田BUDDY~

先日、西武池袋線江古田駅前にあるライヴハウス「BUDDY」さんで、1年に1度の保守点検をやらせて頂きました。

保守点検と言うのは、ホールなどで使われているピアノを年に一度ないし二度、タッチや音色をチェックして、最高の状態で使えるように1~2日掛けて調整する事です。
当然、誰がどんな仕事をしたかによってピアノの状態はガラっと変わってしまいます。
その結果として「あそこのピアノは良いよね」とか、「あそこはヒドイ音がする」とか評価されてしまいますから、責任は重大です。
一般には調律師が表に出る事は稀ですから、結果そのホールのピアノが良いとか悪いと言う評価を受けてしまいます。

ライヴハウスはホールとは違いますので、保守点検と言う形できちんとメンテナンスをしている所は大変珍しいケースです。
その珍しいケースの一つが江古田のバディさんです。
ピアノはヤマハのセミコン。結構年数は経っています。
店長のTさんが、良く理解して頂いているので、こちらとしても大変仕事がやり易いです。
私が行き出した頃は、タッチもばらついていて音量もそこそこでした。
弦もしょっちゅう切れていました。

完全にメンテナンスを任されてから少しづづ手を入れて、改善して行きました。
今ではかなり良い状態を保っていると思いますし(個人的にはですが・・)、評判も上々のようです。
あるピアニストからは「爆音」がするなんて意見も頂いていますが、爆音って・・・・(笑)
今回も、鍵盤を全部はずしてスムーズに動くようにする所から始めて、弦を叩くハンマーと言う丸いフェルトの形を整えて、タッチを最初から作り直して最後に音色作りです。
朝から夕方まで丸々一日掛けて仕上げました。

それでも、一年もするとタッチのバラつきや音色のムラも出て来ます。
勿論、少しづづ調整はしますが、やはり根本的な調整はどうしても必要です。

今のクオリティを保つ為に、毎年保守点検と言う形でメンテナンスをさせて頂いています。
バディのピアノは中々良いよって言われるように、これからもお手伝いが出来れば良いなと思っています。