昨夜は仙川のアンカーヒアでヴァイオリンの権龍模(こん たつのり)さんとピアノの干野宣大(ほしの たかひろ)さんのデュオコンサートでした。
仙川は桐朋学園のある町、小澤征爾さんなどが昔プラプラしていた所です。
そんな仙川にあるレストラン、アンカーヒア。特に桐朋の学生にはお馴染の店。
オイラも10数年前から行きつけの店です。殆んど半従業員みたいになっています。
世界を舞台に活躍している演奏家が、普通にカラアゲとか食べたりしてる姿が見たい人には、面白いスポットです。
そんなアンカーで、やはり高校生の頃から入り浸っていた権さんと干野さんのコンサートでした。
お二人は高校の時からの親友同士だそうです。
権さんはヴァイオリニストとしてだけではなく、作曲家としても知られています。
そしてなんと!驚くなかれ、ヴァイオリン製作者でもあるんです。昨夜、演奏されていた楽器も自作のヴァイオリン。スゲェ~!
ピアニストの干野さんとは以前からお付き合いさせて頂いていますが、今の日本人ピアニストではトップクラスの実力で、注目株です。
ここのピアノはヤマハの古~いアップライトで、しかも背の低いスピネットタイプ。
初めて調律した時は全然鳴らない楽器でした。
その後、鍵盤をばらして動きを整えたり、タッチの調整、弦を叩くハンマーのフェルトを削って形を整えたり、色々やりました。今では大きさからは考えられない程、良く鳴っています。音色も目をつぶって聞いたらヤマハとは思えません。
干野さんからも「こんなに弾きやすいアップライトは初めて」とのお言葉を頂きました。
演奏は、やはり親友同士で、息もピッタリ。
しかも権さんは前日、御本人の結婚式!
自然にテンションも上がるってもんです。
干野さんの生徒がつぶやきました・・「上手過ぎてムカつく!」
ちなみに、この日はTV東京の「アド街っく天国」の撮影が入っていました。
放送日はいつなんでしょうか?
分かりませんが、近々でしょう。