2012年5月3日木曜日

行って来ました、検察庁!

東京地方検察庁立川支部へ行って来ました。
前回、ブログに書いた火事の件で、警察ではなく検察庁に呼ばれました。
消火した部屋の住人が、自分で火を点けたと認めたので、放火と言う事で起訴となった訳です。

両方の火事を消し止めたオイラが、最も有力な証言者と言う事になるそうです。
2時間近く、検察官に話を聞かれて、それがそのまま調書となりました。
二回目の通報者であるRちゃんの事も「失礼ながら、どういった御関係ですか?」と聞かれて、
「友人です。いや、正確に言えば飲み仲間でしょうか」と答えたら、調書にはしっかり「飲み仲間」
と書かれていました。普通は友人で良いだろと思うのですが・・・

細かい事は一々書きませんが、この時思ったのは「コワイな~」と言う事です。
検察官の仕事は、起訴された犯人の有罪を証明する事ですから、証人、つまりオイラですが、
オイラの喋った事で、時々入る世間話のような会話でも、少しでも有効な発言は絶対に聞き逃さないで、調書に加えてしまいます。

オイラの喋った内容次第で、裁判の時、裁判官や陪審員の犯人に対する心証が変わってしまう可能性があると言う事です。
最後に、犯人に対する気持ちや、希望する量刑まで聞かれました。
オイラとしては、犯人とは知り合いでもありませんし、もう同じ部屋に戻る事もないでしょうから、
これと言った気持ちは、正直ありません。
でも検察側としては、そうじゃないんです。
無罪となって、また社会に出て来れば、勿論再犯の可能性はある訳です。
で、「それは困りますねぇ」と答えれば、重い量刑を望みますとなってしまう訳です。
うっわ~~~、こぇ~~~~~!!!!!

犯人は、素直に認めているそうですが、もし裁判でいきなり無罪とかを主張し出したら、
オイラは証人として、裁判所で証言しなきゃならなくなりますもんね。
それは、絶対に避けたい。
犯人さん、お願いだから、素直に犯行を認めて下さいね!


言葉って便利な物ですが、言葉だけでは、何も伝わらない事もある不完全な物です。
でも、使いようによっては、人の一生を左右してしまう可能性もある、怖い物である事を
実感した日になりました。