2011年9月28日水曜日

スイカが・・・

今日も3時起きでいつものスタジオへ。
ちなみに、今週は日曜まで毎日3時~4時起き!
ゆっくり飲んでいられないじゃん!!!
何て呑気な事言ってる場合じゃない!

今朝は中央線~大江戸線。
その後大江戸線~京王線。京王線~バスと午前中だけでも何度も乗換。
スイカを一々財布に仕舞うのが面倒なので、ズボンのポケットに入れていました。
携帯と一緒に入れていたのがいけなかった・・・
仕事が終わって京王線中河原駅に到着、改札を入ろうとしたら「オヤ?」
スイカがありません!!
他のポケットにも財布にも、カバンの中にも!
うぉ~~、もしかして落とした???

今歩いて来たコースを慌てて戻りましたが、どこにも見当たりませんでした。
誰かに拾われたのか、風で飛んでしまったのか・・・?
しかも! 今朝チャージしたばかりで19000円も入っていたのに!!!!!!
トホホホ・・・・

明日も早いけど、これからヤケ酒飲みに行って来ま~す。

2011年9月18日日曜日

矢野顕子さん~レコーディング~

先日、矢野顕子さんのレコーディングがありました。
小田急線の某駅近くのスタジオ。
有名なスタジオですが、ここにはちょっと面白いピアノがあります。
ま、それが売りでもあるんでしょうけどね。

2台あるのですが、そのうちの1台はベーゼンドルファーのモデル290インペリアルです。
鍵盤が97鍵あるフルコンサートよりデカイピアノです。
奥行き290㎝。普通のフルコンサートは275㎝です。
15㎝って言うと少しの差だと思いますが、ピアノで15㎝の違いはかなり大きな差になります。
見た眼も全然違って来ますからね。
以前のこのスタジオでジャズピアニストの島健さんと矢野さんのコラボのレコーディングの時には、矢野さんはこのベーゼンを弾かれました。
島健さんが「どっちでも好きな方を弾いて下さい」って言ったんですね。
矢野さんは「う~ん、私こっちにする~」ってベーゼンを選びました。

今回もベーゼンかなと思いきや、スタインウェイを弾くとの連絡が!
ここのスタインウェイ、普通にあるハンブルクのスタインウェイではありません。
まだまだ日本では珍しいニューヨークスタインウェイです。
ただし、アクション(中の鍵盤から弦を叩くまでのメカニック)はハンブルク製に換えてあります。
ニューヨークのアクションはかなり癖があるので、弾きなれていないと、まずコントロール出来ません。初めて弾いて何とか出来る程ヤワな相手ではないんです。
しかし本体のボディはしっかりニューヨークです。

調律に入って、まず音を出してみると・・・あれ? ニューヨークの音がしない・・・
かと言ってハンブルクの音って感じでもありません。
以前にも書いた事がありますが、スタインウェイを始めとする海外のピアノには、良くも悪くもはっきりとした個性があります。
そこをきちんと理解して、そう言う調律をしないとその個性を発揮出来ません。
しかもこのスタジオは数少ないニューヨーク製です。
ハンブルクに比べても更に個性の強いピアノです。
ハンブルクスタインウェイをやり慣れた調律師でも、ニューヨークは敬遠する人が多いんです。

調律そのものはしっかりとやっているようです。
技術的には問題無いのでしょうが、ニューヨークスタインウェイの発音を理解していないだけなのでしょう。
めったに無いピアノなので、当然なのかもしれません。
しっかりと調律し直せば、ちゃんとニューヨークの音色に戻せます。

この日は矢野さんのピアノ&ヴォーカルにタブラン(ダブラン?)のコラボ。
コンガと鼓の合いの子のような感じの打楽器です。
年末発売の「yanokami」のアルバムの1曲だそうです。
矢野さん、調子が良かったんでしょうか?
3テイク目でOKが出ました。
タブラン奏者の方(すみませ~ん、お名前が・・・・皆さん、アルバムを買って確認して下さいね!)は早々に終了です。
矢野顕子さん、ふわぁ~としたイメージを持っている方が多いかもしれませんが、実はかなり芯は強いんですよ(って感じてます)。
ピアノにもかなり厳しいです!
調律が終わってからのチェックも相当なもんです!
クラシックのピアニストでもそうですが、楽器にウルサイって言う事は、裏を返せば演奏に厳しいと言う事です。ピアノの状態云々で、演奏が変わってしまうのですから、自分の演奏に責任を持つからには、ピアノのコンデションに気を使うのは当然です。
そう言う意味で、本当のプロフェッショナルだと言う事です。

以前、銀座の某スタジオでの出来事です。
調律が終わって、チェック中に「う~ん、この音が気になるのよねぇ~」
「え?そうですか?」
「うん、生音だと問題ないんだけど、ヘッドフォンすると気になるの」
はぁ~~????

レコーディングは当然マイクを通した音を録音します。
そのマイクからの音がヘッドフォンから聞こえてくるんです。
「すみません、ヘッドフォンをお借りして良いですか?」
「良いわよ、宜しくね」

ヘッドフォンを掛けて音色の調整をしたのは初めての経験です。
そこまで言うか・・・
矢野顕子、恐るべし・・・・・

2011年9月13日火曜日

秩父の演奏会

毎年恒例の秩父は皆野町での演奏会。
先週、行って来ました!台風の中・・・

本番は日曜日ですが、リハの入りが9時って言う有り得ないタイムスケジュールです。
お寝坊さんの音楽関係者には信じられない時間です!
で、調律は何時するんじゃろ?
公立のホールは9時開館が常識。それより早く開けてくれるなんて事はまず考えられません。
ところがどっこい、この皆野町文化会館は6時に開けてくれちゃいます!!
つまり調律は6時入り!!!
始発に乗っても到底間に合いません。
かと言って車で行くのはNG。打ち上げで飲めなくなっちまう・・
ではどうしたら?
前乗りです。前日に行ってお泊りです。
秩父ってホテルが殆んど無いんですよね~。
駅近に1軒。部屋は広くないけど、対応も問題無し。但し料金が高い!
競争相手が居ないせいでしょうか?
麻布や六本木と同じような値段してる。でも他に無いんだよなぁ~~。

ところで、どうして今回はそのホテルに泊まったかと言うと・・
近くにどうしても行きたい店を見つけたから!
秩父名物(らしい・・・)、豚肉味噌漬け丼の店。
しかも炭火焼。
石ちゃんも食べに行って「まいう~~!」。
夜はここで一杯やろうと言う計画で。

夕方ホテルにチェックイン、その後ゆっくりと味噌焼きをアテに秩父の地酒をやっつけようと、ホクホクの予定でした。
とぉころが・・・・・・・・・・台風って、おいおい・・
いつもの「ふじい整骨院」でモミモミしてもらって、体調も万全。
いざ出発と勇んで国分寺駅まで行ったら、西武特急「秩父」号が運休!
ま、正確に言うと飯能止まり。
げげげ!
でも駅員ちゃんが言うには「次の特急は予定通り運行予定です」。
でも保証は出来ませんだとよ!
いずれにしても、行かないと明日の仕事がパー。
とにかく行くしかない。
結果的にはすんなり行けたんですけどね。

ホテルで一服して、雨の中、気合いを入れて豚味噌だぁ~とホテルを出ました。
目指す店はすぐに見つかり、「よし!食うぞ!」と近づいて行くと、目に飛び込んで来たのは「本日の営業は終了しました」の看板!!!!
がびぃ~~~~ん!!!!!!
台風ごときで、店閉めるんじゃねぇ~~~~!!!!!!!!!!!!
思わず、店の入り口に犬のウンチでも置いて来てやろうかとも考えましたが、そこは大人の対応で、渋々引き返して来たオイラ・・・
海鮮居酒屋はありましたが、秩父の山の中で海鮮を食べる気にもならず、コンビニでビールとワインと地酒とつまみを買って、ホテルで一人寂しくチビチビやったのでした。

翌日の本番はつつがなく終わり・・って、ホントはピアノがとんでもない事になっていて、修復不能。
部品交換しか方法がないので、とにかく何とか誤魔化して納得してもらうしかありません。
ま、地元の調律師が良かれと思ってやった事ですから、何か言うつもりもないんですけど・・

打ち上げが終わって、西武秩父発の最終の特急に乗ろうと、駅まで行ったら・・またもや運休・・・
人身事故の影響で特急は運休だって。但し各停は動いている。
え~~~、ここから各停で帰るん???????
イヤじゃぁ!
仕事は問題なく行ったけど、最後にまたオチが着いた・・・
来年は車で行こうかなぁ?
誰か運転手してくれないかしらん?